一貫教育校って何?


 区立高砂小学校・中学校の改築が進み、来年4月には、新校舎での授業が始まる予定だ。きれいになった教室で授業をうける子どもたちの顔が思い浮かぶ。今回の改築は、区内初の小中一体型となり、プールも体育館も一つにして一緒に使うことになっていた。しかし、一体型と言っても小中一貫校としての特区は認められずに、「一貫教育校」という聞きなれない校名と2つの学校名が校舎にが書かれてある。やはりとなり合わせだけで一貫校と言うのは無理がある。
 葛飾区は、すでに学校選択制をやめて、学区域を優先して入学を受け付けている。だから「一貫教育校」と言っても、結局、学区域優先の児童生徒しか入学できないので、それほど優位性があるわけでもない。
 プールに関しては、中学校のプールは大規模改修をしているので残して、小学校も一緒に使うことになっていた。ところが、小学校は、学校外の民間プールを使用することになった。「一貫教育校」とは一体何を一貫しようとしているのか。
 区の隣合わせだから「一貫校」、それがだめなら「一貫教育校」、という安易な考えが、逆に矛盾を作りだしている。小学校から中学校にスムーズに行けるようにと思っているなら、隣合わせの学校だけでなく、区内すべての小中学校で対応していかなければならないのではないか。

 いつもと違うお店の五目焼きそば。ボリューム満点だが、卵ははやはり目玉焼きがいい。