区長の資格が問われている


 今朝は、高砂駅で青木区長の献金問題について宣伝。区長は、13日の本会議で個人献金なので問題ないとして今後も受け取り続けるとの答弁をしたが、やはり区の公共事業を請け負っている事業者からの献金は、個人献金であっても「怪しい」という疑念は払しょくできないのではないか。潔く返金すべきだ。
 4億円超の不正流用にかかわった社会福祉法人葛飾会の理事長からの献金は、これはまた質的に違うもので、不正に対して毅然とした態度で臨むには断ち切らなければならないものだ。こんな当たり前のことがわからないようでは区長の資格はない。

子どもの権利条例が全会一致で可決

 本日の区議会本会議で「葛飾区子どもの権利条例」を全会一致で可決した。党区議団は、子どもの権利を書くだけでなく、その権利を尊重し守っていくための実行力のある条例にするために、区の役割を明記することを提案した。たとえば、1人ひとりの子どもが大切にされるまちづくりを推進するというなら、そのまちづくりに子どもたちが参加し、意見を述べることができる「子どもまちづくり委員会」の設置、子どもの権利侵害があった場合に救済する機関として弁護士などを配置した権利擁護委員会の設置を条例に明記するよう修正を提案した。残念ながら賛同は得られなかったが、権利擁護の第一歩として原案には賛成をした。

葛飾革新懇総会


 葛飾革新懇総会が開催され、法政大学名誉教授の五十嵐仁先生が講演をされた。司会者から「五十嵐じん先生」と紹介がされたが、ご本人は「五十嵐じんです」と最初から笑いをとっていた。第2次岸田内閣を「開いた口がふさがら内閣」と強烈なダジャレの連発で五十嵐劇場に引き込み、あっという間の70分だった。
 「岸田大軍拡政権は日本をどこに導くか」のタイトル通りに、大軍拡大増税をすすめる岸田政権が内政外交で行き詰まり、公明党統一協会だけでなく、国民民主も抱き込もうとしていることなどをわかりやすく解明し、活路は野党共闘にあることを明らかにしていただいた。何よりも市民が後押しすることが重要だということもよくわかった。とにかく頑張らなければという気持ちにはなった。

区長の献金は道義的な問題がある

 自民党高市氏、萩生田市、小渕氏が国と契約関係のある事業者から献金を受け取っていることが問題となり、法的には問題はないが、道義的な問題があるとして返金することがNHKで報じられた。当然の対応だ。
 葛飾区の青木区長は、区長選挙を前後して請負業者からの献金だけでなく、この間問題になっている社会福祉法人葛飾会の4億円超えの不正にかかわった理事長からの献金もある。区長は、法律に則って対応し問題ないと居直っているが、果たしてそうだろうか。いくら個人献金であっても「道義的に問題がある」と言えるのではないか。ましてや不正にかかわった者からの献金を受け取っていて、果たして区長の資格があるだろうか。
 国会議員は潔く返金したが、青木区長は、いつまでも居直るつもりなのか。居直れば居直るほど、区民との矛盾は深まるだけで、健全な区政運営とは言えない。ただちに献金は返金すべきだ。
 

マイナカードの中身のない点検


 マイナンバーカードの申請サポートのチラシがポストに入っていた。そこには「セキュリティ万全」と書いてあるが、所管のデジタル庁が個人情報漏えいで行政指導を受けたばかりだ。良く恥ずかしくもなくと言いたい。しかも本日の区議会総務委員会では、「総点検」に対する区の点検の中間報告がされた。その報告によると、「点検」とは情報紐付けの間違いの有無の点検ではなく、紐付けの方法の点検であることがわかった。間違っているかどうかではなく、点検している感をだす「点検」であることがわかった。国民の不安と不信を払しょくするものではない。
 総務委員会には、健康保険証廃止の中止を求める2つの請願が区民から提出され審議がされたが、区民の不安に応えることなく不採択となった。採択主張は私とみずま議員だけだった。しかし国民の中では、保健証廃止に反対は多数であり、そこに依拠して頑張りたい。