本日の文教委員会で教育振興基本計画のパブリックコメントの結果が報告された。また今回は小中学生の意見も聞いている。子どもの意見を聞くことは大変意義あることで評価したいが、聞くだけでいいのかと思う。聞いた意見が集約されて報告されたが、「ご意見いただきありがとうございました」と書いているだけで何の返しもない。
委員会では、ただちに改善、調査することがあるのではいかと読み上げて答弁を求めたが、いっさい対応していないことがわかった。私が読み上げた意見には「部活動が、校庭に灯りがなく暗くてできないという状況で困っている」「学校で実験をしてください、特に植物、実験してほしいです」「校則の頭髪をゆるめてほしい」「先生を変えてほしい、理由は暴力をする」「男子生徒に生理痛体験という行事を制作してほしい」などで、本来なら学校や本人にも直接会って話をきくべきものだ。特に暴力については放置すべきではないのに、調査すらしていない。子どもの意見を聞いたら、どうするのか、返して双方向にならなければ意味がない。
10月に子どもの権利条例を制定したのに、言葉だけなのかと言われないようにしなければいけないし、私自身も含めて議会もチェック機関にふさわしい活動をしなければいけない、とつくづく感じた委員会だった。
学校プール連絡会
第4回子どもたちに学校プールを‼葛飾連絡会。この連絡会は、区の学校外プールを活用した水泳指導の方針によってさまざまな問題が生じていることを出し合い、水泳指導は学校のプールを使ってと運動している団体や個人が集まっている団体だ。私も参加させていただき議会活動に生かしている。4日の文教委員会に5件の請願を提出する団体も参加して、それぞれ説明があった。①業務委託の検証、②子どもの意見を聞くこと、③プール管理は業者委託、④水元温水プールを学校優先にしない、⑤フィットネスクラブ青砥店の契約不履行について、の5件だ。
この請願の中で、子どもの権利条例にもとづき子どもの意見を聞いてほしいという請願があるが、果たして区教委はどんな反応をするだろうか。教育長は未だに子どもの意見は聞く必要がないという暴言を撤回していないが、10月に子どもの権利条例を制定したのだから姿勢を正してもらいたいものだ。
ウィーンに続きドバイへ外遊!?
青木区長は、春のウィーン視察に続き、先月30日から今月4日までドバイへ外遊。気候変動問題での国際会議COP28に23区区長を代表して参加するとのことだが、先月28日から始まった第4回定例会は、青木区長自身が議長に要請して議長が召集したものだ。議員は拘束され遠出することはない。ところが要請した区長自身が外遊とは…。児童相談所の土地選定については、定期借地契約では35年経ったら更地にして返すのは合理的ではなく、公有地を探すべきだったとの住民監査請求が出され現在係争中。私立保育園補助金誤支給問題では、保育園側に返さなくても良いという見解を出させるために民間弁護士に110万円も報酬を公金支出をしたことに対する住民監査請求がだされ、現在係争中。立石駅周辺の賑わい創出事業では、区が手ほどきをして入札に参加させたのではないかと言う疑惑があり、これもまた住民監査請求がだされ、これも訴訟になる可能性がある。さらに立石駅北口の再開発の東棟の3階部分の区取得の床の価格があまりにも高すぎることから、区民の財産を侵害しているとして住民監査請求が準備されている。青木区長が委員会に出席して答弁しなくてはいけない問題ばかりだ。それなのに議会をすっぽかしての外遊は、果たしてどうか。議会中でない区長に行ってもらえば良いのではないか。
お花茶駅近にて讃岐うどん。釜たまとかけの食べくらべ、700円。かなりのボリュームだった。
28日から第4回定例会
28日から第4回定例会が始まる。今定例会も深刻な物価高騰から暮らしと営業をどう守っていくのかが大きな焦点となる。岸田政権が、来年1回きりの所得税現在などを打ち出しているが、6割がその対策を評価していない。今何とかしなくてはいけないのに、来年とは。さらに減税の後に大軍拡の増税が待ち受けていては評価できないのは当然だ。明日から始まる定例会では、青木区長が提出する補正予算案はまだひどい。区独自の物価対策がないからだ。低所得世帯への給付金を国の実施待ちではなく、区独自に対象世帯を拡大し給付するくらいの対策はあってしかるべきではないか。
国がまともな対策をやらなければ、身近な区政がやるべきで、まさに基礎的自治体の出番の情勢なのだ。岸田首相はせっせとパーティー券収入を集めながら、まともな対策は講じない、青木区長もまた、個人献金をせっせと集めて、区民の暮らしと営業はかえりみない、これでいいのかが問われている。政治の転換、区政の転換に全力をあげていきたい。28日13時から共産党、中村区議が本会議質問をおこなう。区議会HPでライブ中継もあるので、ぜひ傍聴をしていただきたい。
アートフラワー
地域の会議で「いつも何もなく無機質だから…」と、参加者がアートフラワーを持ってきて飾ったところ、確かにあるとないとでは大違い。しかも今日は1人1本のペットボトルも用意されていた。総選挙に向けてポスター貼りだしやハンドマイク宣伝の日を決めたりなど、解散に追い込む活動を強める話し合いができた会議だった。しかし、一日、残念ながらの雨でまちかど演説は中止。