韓国大統領による戒厳令。1人に権力を集中した結果、起こるべくしておきた結果ではないか。それでも国会議員と民衆の奮起で撤回させることができたのは、やはり国民の闘いで政治を動かすことができるということを示いしている。日本の過去の侵略戦争が止まらなかったのは、1人の権力者(天皇)によるものだが、そうならないように国民自身の普段の努力、国民による監視と闘いが必要だというのが日本国憲法だ。
憲法で定められた国民の権利を守っていくためには、間違ったことに対して「NO!」と言える普段の努力が必要だ。少数であっても、その「NO!」が正しければ、多数になっていく。公務労働であろうが、民間労働であろうが、労働組合を通じて声をあげれば「NO!」と言うことはできる。権力者を監視するのは国民だ。
教育行政、これでいいのか
本日は文教委員会で、柴又地域の学校改築についての報告があった。柴又小と東柴又小の統合を認めなければ、柴又小の単独改築とし、東柴又小と桜道中の建替えは行わないという方針がいかに間違っているかを改めて指摘した。なぜなら、2つの小学校の統合には反対だが、桜道中の建替えには賛成と言う意見は無視されるからだ。柴又地域における子供たちの教育環境をどうするかではなく、統合先にありきで、それ以外は認めないという区教委の乱暴な姿勢が現れている。
この姿勢は、新宿、お花茶屋に整備するとしている学校の水泳指導優先で使う屋内温水プールと同じで、地域住民から出されたプール建設に異議を唱えた意見を削除して、質疑応答の資料を住民に配布していることにも現れている。説明会の開催日時を文教委員には隠していたことも明らかになった。
さらに学校外のプールに移動するためのバス移動の問題でも、駐停車禁止区域でバスを配車していることについて、法令に反することは問題があるといいながら、改善することに背を向ける姿勢は、いかがなものか。国会議員が問題をおこしても責任をとらない姿勢が、どれだけ政治不信を招いているか、そのことを考えただけでも、交通ルールを守らない区教委の姿勢は、子どもたちにどれだけの悪影響を与えるだろうか。区教委の無責任さと無反省ぶりはあげればきりがない。教育行政のトップの姿勢が一番問われていると思った委員会だった。
保険証、新規発行中止でいいのか!?
本日12月2日から健康保険証の新規発行が廃止される。かといって現在持っている健康保険証を使えないわけではなく、有効期限が切れるまで使うことができる。だからことさら「保険証廃止」を言う必要はないと思うのだが。有効期限が切れる前に、保険証の代わりになる「資格確認証」が交付される。
のでマイナ保険証を登録していない方に「資格確認証」が交付されるので安心していただきたい。ただマイナ保険証を登録している方には交付されないので注意が必要だ。マイナ保険証を登録すれば区役所国保年金課の窓口で登録解除ができる。解除すれば「資格確認証」が交付されるのでお勧めしたい。
デジタル化の流れはあるものの、その機器を使いこなさせない人々がいることも忘れてはならない。したがってマイナ保険証も紙の保険証も両方使えるようにし、時間をかけて議論すべきではないのか。
「柴又もち」結構いける
和泉なおみ都議と久しぶりの行動。日本被団協がノーベル平和賞を受賞したこともあって、葛友会(葛飾原爆被爆者の会)の方々を訪問し「良かったですね」と対話。「認知されたのではないか。活動がやりやすくなる」と言う声、今年8月1日に平和祈念の集いで葛友会60年の歴史を語った方る尋ねると、身体全体で喜びを現し、「これで終わりではない。これからも頑張らないと」と語っていたのが印象的だった。和泉都議は「都に非核平和都市宣言をさせたい」と来年の被爆80年に向けての決意でエールを交わした。
柴又地域では、帝釈天参道で「柴又もち」を見つけ、和泉都議から「ものすごくおいしいんだよ」と一押しの声があがった。甘いものはすすんで食べない私だが、結構行けると思う。帝釈天参道の高木屋さんにて販売中、ぜひ!
27日から第4回定例会
27日から第4回定例区議会が始まる。定例会にさきだって15日に青木区長に来年度予算要望書を提出し、物価高騰と年末年始対策についての緊急要望を申し入れたが、その中で中小企業や訪問介護事業所への直接支援を盛り込んでいる。今定例会での補正予算案には、これまで2回実施してきた個人・法人事業主への直接支援の3回目を実施することや東京都が実施する介護施設への支援の対象外となる施設に対して区独自に燃料費を支援する予算が計上されている。
マイナ保険証の問題では、国保と後期医療の保険証については、来年の7月を目途に保険証の代わりになる「資格確認証」が交付されるので心配はいらない。ただ74歳まではマイナ保険証を登録している方には交付されず、75歳以上は登録の有無に関係なく全員に交付される。期限は、国は「5年以内で、保険者が決める」としているが、葛飾区は、69歳まで2年、70歳~74歳まで1年、75歳以上は2年と短縮し、マイナ保険証へ誘導しようとしていることは問題だ。マイナ保険証の登録を解除したい方は、区役所国保年金課で手続きができる。