学校にプールをつくったのに使わない


 区立西小菅小学校の改築が終わり、昨日、内覧式があった。これは、イメージ図ですが、右側の体育館の屋上にプールがあり、子どもたちの歓声が聞こえるようなプールだ。内覧式でもプールには水がはってあり、いつでも泳ぐことができる状態になっていた。
 しかし、このプールは使えない。なぜなら教育委員会が、一方的に学校のプールは活用せず、学校外の屋内温水プール(民間が多数)を活用すると方針を決めたからだ。そのために、西小菅小学校では、プールを新しくつくったのに、今年だけでも500万円超の予算を使って学校外プールを使ったし、児童の多い学校では1000万円超の予算を使っている。学校にプールがあるのに、あるいは新しくつくったのに使えない。いかに計画性のない、思いつきの方針なのかがよくわかる。
 いったんプールのない学校をつくったら、今度は、簡単にプールはつくれなくなる。この流れを変えるために、全区的な運動にしていこうと話し合いが始まっている。