シルバーパス 12000円に負担軽減

 
 70歳以上の都民が都営交通と都内民営バスを利用できるシルバーパスが改善されることになった。シルバーパスは、2000年までは70歳以上の都民には無料(所得制限あり)で交付されていたが、2000年10月から当時の石原知事が「何が贅沢化と言えば、まず福祉」と言って全面有料化を打ち出し、自民、公明などの賛成多数によって改悪が強行された。現在、住民税非課税者と合計所得135万円以下は1千円、それ以外は2万510円となっている。共産党都議団は、所得段階に応じた費用設定や一律1000円の条例改正案を繰り返し提案。そのたびに自民、公明、都民ファが反対してきたが、ついに、来年度から2万510円を1万2千円に減額することになった。都議団の粘り強い論戦、都民の運動が後押しして、昨年12月議会では、党都議団の条例改正案に5会派39人の賛成が広がったことも力になった。
 この力を大きくしていけば、もっと願い実現に頑張る都議会に変えていくことができる。6月の都議選では、都民の願いに背を向け妨害してきた自民、公明、都民ファ議席を減らし、葛飾での和泉なおみ都議の4選をはじめ現有19議席の絶対確保と議席増がどうしても必要だ。