保険あって介護なし

 圧迫骨折に続きがん治療、現在、紙おむつが必要で要介護1の方との対話。
 開口一番「保険料払っているのにいざ必要な時には何もサービスが使えない、本当に理不尽だ、青木区長に手紙を書こうと思っている」と憤慨していた。それはそうだ。さんざん保険料を払いながらいざとなったら役に立たない。抑えきれない怒りだ。
 区の世論調査では、在宅を望む声が6割となっているが、そのための在宅サービスが、いかに貧弱なのかの実態だ。在宅も施設も充実させたいものだ。
 介護サービスの充実に欠かせないのがマンパワーだ。ところがそれにふさわしい労働環境にない介護職場の待遇改善ができれば、介護施設で働く若い人の手取りを上げることができる、同時に、要介護者の尊厳を大切にする環境をつくることになるのではないか。国がやらなければ、身近な区政が頑張って、国を動かす役割を果たすべきだ。