金町南口再開発、急ぐ本当の理由は何?

 金町南口再開発の問題がいよいよ表面化してきました。
 今度の計画は、すでに完成している138mの再開発ビルの前に100mまで可能な高層ビルをまた建てるというものです。

 20日に正式に開催される説明会の前に区が、関係する「自治町会及び商店会の方々に」事前に説明する案内をだしました。それを受けたある商店会(協同組合)の理事長は、組合員に対して出席の案内をだしたのです。ごく自然のことです。しかし、その案内が一部しか届いていないことがわかりました。
 反対している人には届けない、いわば差別や排除が行われているわけです。15日の委員会で党議員が、区に知っているかと問いただすと「知らない」と答えました。区の説明会の案内に不手際があることがわかったのですから、中止すればいいのですが、中止しないというのです。区も反対している人は「特殊な人」と差別しているからです。
 街づくりは住民の話し合いで進めることが必要です。反対派を排除することは、地域コミュニティーをますます分断するだけで、街壊しになるだけです。反対派を差別・排除してまで強引にすすめようとする本当の理由は他にあるのだろうと思います。

 区は、差別解消のために同和対策が必要だと、多額の税金を部落解放同盟葛飾支部に支出していますが、目の前で起きている差別・排除には何も対応しないことからも、特定団体との癒着を続けるためのカムフラージュが同和対策であることがわかります。まさか再開発の理由もどこかとの癒着?と疑問を持ってしまいます。