ハエ一匹通さない

 旧ソ連フルシチョフ政権時代の事件を題材にした映画「親愛なる同志たちへ」を鑑賞してきた。物価高騰と賃下げに怒った労働者が決起したことに対して、軍隊を投入して弾圧。その後、この問題を外部にしられるなとの命令を受けた軍部が「封鎖してハエ一匹通しません」と答える。この「ハエ一匹」は、もう一度出てくるシーンがある。
 プーチンは、ウクライナの製鉄所を制圧、封鎖を命じ、「ハエ一匹通すな」と言ったが、この言葉は、この映画を見る限り、60年前にも使われていた言葉で、それをそのまま使っているところに、プーチンの異常さがある。国際社会が包囲し侵略者を追及しなければいけない。