要求を実現する条件が広がっている

 予算審査の分科会もあと一つを残すところだ。私は、その最後の分科会の会長を務める。週明けの月曜日が最後の分科会になる。

 福祉の分科会では与党議員から高齢者紙おむつ支給について「認知症の方はどうなるのですか」と言う質問があった。区が常時失禁から要介護4と5の非課税世帯に限定する改悪をしたからだ。自分たちで改悪してきた議員なら質問するはずはないが、新人議員は「何で?」と率直に感じたのだろう。

 福祉切捨てを進めてきた自民党だが、新しい議員は、自民党議員と言えども、乱暴な切り捨てに矛盾を感じているのではないか。

 住民要求を実現する新しい条件が広がっている。ウイングを広げるときだ。