昨日、葛飾区主催で気候変動シンポジウムが開催され、一之台中、亀有中の生徒たちも参加していた。私も区がゼロエミッション宣言を発信した時に、区議会本会議で「気候変動問題を学校教育に位置づけ、未来に責任を持つ若者を育てることや、若者中心の(仮称)ゼロエミッション委員会をつくり、学習会やシンポジウムの開催、企業への提言など、若者自身に宣言を具体化してもらってはどうか」と提案していたので、このシンポジウムに期待を持って参加した。区長の報告は区の取り組みをまとまった形で発信したことは良かったと思うが、肝心のシンポジウムの運営には課題を残したのではないか。何よりも東京理科大4年生の区環境審議会委員がパネラーでいるのに、ほとんど発言の時間がなかったことや中学生を参加させたわりには、生徒からの質問などの時間がなかったことはたいへん残念だった。国や都の関係職員をパネラーで呼ぶ必要があったのかも疑問だし、時間がないのにパネラーでない者にマイクを持たせて発言させていたことも気になる所だ。気候変動で今地球がどうなっているかを、不安をあおるのではなく現実を直視し共有するための映像などの工夫があれば、区長報告ももっと生きたものになったのかもしれない。一般参加がほとんどなく、シンポジウム開催の宣伝や周知も問われるのではないか。とにかくみんなで考えて実践して行かなければならない課題であり、次回は実際運動している活動家なども交え、未来を担う若者たちが主役になるようなシンポジウムになることを期待したいものだ。