青木区長に公開質問状

 1月30日、「葛飾区政をただす会(代表、浅野正治氏)が青木区長に公開質問状を提出。内容の一つは、青木かつのり後援会が開催している「区政報告会」等が政治資金パーティとなっているものの、収入が一括で記載されており、仮にパーティ券を発行していれば、1枚当たりの販売価格、販売枚数、購入者、支出にあたる対価物の内容、経費なども明らかになっていないため、公開すること。さらに収支の差、いわゆる利益率が異常に高い。たとえば、2017年の利益率は58%、18年41.6%、19年50.8%、20年98%、22年72.8%と高収益となっている。一方、21年は支出増を補てんしている、これは供応となるのではないか、などである。
 今一つは、社会福祉法人葛飾会における4億円超の不適切な会計支出は、補助金の不正流用、理事長の息子による私的流用であり、理事長が深くかかわっていることは区の特別監査でも明らかになっている。青木区長は、この理事長から献金を受け取っているが、倫理上問題があるのではないか、潔く返金すべきだということや、本来なら介護施設や保育園の利用者へのサービス向上や職員の待遇改善に使われるべき補助金が不正流用されており、告発すべきではないかという内容になっている。
 区政報告会では、私も定例会事に開催しているが、もちろん参加者からお金をとるなどということはなく、区議会議員として当然の仕事だと思っている。区長自身も区政について内外に発信するのは大切な仕事であり、予算措置をして開催すべきで、一部のお金を払ってくれるものだけを対象にする必要はない。また不正にかかわった人物から献金を受け取るのは、誰が考えてもおかしい。政治資金パーティは、現在、国政の焦点となっており、青木区長の政治姿勢が鋭く問われる問題だ。