葛飾区の来年度予算案概要が発表され、詳細は区ホームページに掲載されいる。この予算案の審議が15日から始まるので、区議団としても、その予算分析を明日(7日)から3日間かけて行うことにしている。区民運動、議会論戦で前進した部分もあるのだが、問題は山積している。たとえば青木区長は、昨年12月にドバイで開催された気候変動の国際会議に特別区を代表して参加をしているが、その時期は、自らが議会を要請していた第4回定例会の時期でもある。国際会議に参加したからには、新年度予算案に全国の自治体が注目する気候変動対策があるかと思いやそうでもなかったり、これだけ物価高騰が区民生活を圧迫しているときに、国民健康保険、介護保険など区が保険者でありながら、その保険料の大幅値上げを計画していたり、東新小岩にある私学事業団の運動場を取得後にサッカースタジアムを整備することに対して、地域住民には「まだ決まっていない」と繰り返し説明しながら、突然、基本計画の重要プロジェクトに位置付けるなど、「住民福祉の向上」という使命とは裏腹なものになっていることが、節々に現れている。
今年は都知事選、来年は区長選があるが、新しい区長が必要なことを明らかにしていく議会論戦をしていきたいものだ。