高層ビル中心のまちから、知恵をだしあうまちへ

 14日、午後から区都市計画マスタープランミニシンポジウムが開催された。基調報告を聞いて、2つの点で葛飾区のまちづくりを是正しなければならないことを改めて感じた。一つは、超高層ビル中心のまちづくりでは持続可能な社会になっていかないということを具体的な事例をあげて指摘をしてくれた。もう一つは、人がいてまちがある、人の居場所を考えること。「街づくり」という漢字を使うのは、ハード面だけを考えているからだという指摘だった。

 区主催のシンポジウムでありながら、基調報告は葛飾区のまちづくりについてするどい指摘をしたようなものだった。駅前といえばターミナルとビル。紋切り型の発想から、みんなで知恵をだしあうことが必要だ。

 会場は、立石中学校体育館だったが、表には看板はなく、幅15cm位の細長い紙に書いていた程度だった。区もあまりやる気はなく、仕方なくやったという姿勢が、そういうところに現れている。