プール解体は区長のトップダウンか

 文教委員会で「金町小学校のプールを解体しないで」の請願の審議が行われた。いつから、どんなメンバーで、何回の議論がされたのか、その内容は地域住民に公開されたのか、文教委員会にいつ庶務報告したのか、を時系列に説明を求めたところ、区長とのトップヒアリングで決めた、地域には公開していない、議会には報告していない、という答弁だった。手順を全く踏まずに一方的に決めたことに対して追及すると、「反省している」「7月には庶務報告する」と答弁をせざるを得なかった。この間の学校改築では、十分不十分はあっても改築懇談会を発足させ地域からも参加し、どういう学校をつくっていくのかの議論を重ね基本構想を策定し、学校内施設の一つ一つを課題にして基本設計などに移っていくものだが、肝心かなめのどういう学校をつくるのかの議論をすっ飛ばして、住民も議会も無視して暴走する青木区政と教育委員会の姿勢が露骨に現れた質疑だった。金町小学校は去年から学校外プールを活用した水泳指導に移行しているが、子どもたちのための水泳指導を口実に、プール解体を急ぐことが目的だったのだろう。委員会では、みらい葛飾(小川)、無所属(みずま)、共産(三小田)が採択を主張。私は、「7月に庶務報告すると答弁したわけだから、その前に不採択にするのは議会の見識が問われる」と批判して採択を主張した。