本日の文教委員会で教育振興基本計画のパブリックコメントの結果が報告された。また今回は小中学生の意見も聞いている。子どもの意見を聞くことは大変意義あることで評価したいが、聞くだけでいいのかと思う。聞いた意見が集約されて報告されたが、「ご意見いただきありがとうございました」と書いているだけで何の返しもない。
委員会では、ただちに改善、調査することがあるのではいかと読み上げて答弁を求めたが、いっさい対応していないことがわかった。私が読み上げた意見には「部活動が、校庭に灯りがなく暗くてできないという状況で困っている」「学校で実験をしてください、特に植物、実験してほしいです」「校則の頭髪をゆるめてほしい」「先生を変えてほしい、理由は暴力をする」「男子生徒に生理痛体験という行事を制作してほしい」などで、本来なら学校や本人にも直接会って話をきくべきものだ。特に暴力については放置すべきではないのに、調査すらしていない。子どもの意見を聞いたら、どうするのか、返して双方向にならなければ意味がない。
10月に子どもの権利条例を制定したのに、言葉だけなのかと言われないようにしなければいけないし、私自身も含めて議会もチェック機関にふさわしい活動をしなければいけない、とつくづく感じた委員会だった。