責任を痛感するなら立ち止まれ

 立石駅周辺地区賑わい創出事業について与党議員の質疑がおこなわれた。その中で委託の成果物が思ったものではなかったことについて、立石駅北口、南口それぞれ組合設立時期や進捗状況が違うので、区がもっと主導してほしいという声があり、区として責任を痛感しているとの主旨の答弁があった。
 その成果物である報告書を私も以前読んでみたが、確かに北口の事業者は一緒にやるのは困難だとする報告になっている。区がもっと主導してほしいという声は、区が主導できていないということで、要するに行政として駅周辺のまちづくりにものが言えない状況になっているということについて、区が「責任を痛感している」ということが本音であるならば、いったん立ち止まるしかないのではないか。
 深刻な物価高騰が続く中、事業費が一体いくらになっているかもわからず、なおかつ事業者にものが言えない、それでも突き進むのか?区議団が実施している区民アンケートでは、区役所の移転・建て替えは「このまま実施」より「見直し・中止」が多数を占めている。
 明日から4日間は分科会での論戦が始まる。