パブリックコメント

 パブリックコメントとは、区民の意見を聞く手続きのことだ。だから大いに活用したほうがいい。この間、葛飾区スポーツ推進計画の改定に伴うパブリックコメントが実施された。期間は、1月27日~2月27日と1か月間だ。計画の「素案」に対するパブリックコメントだが、この素案には、東新小岩1丁目の私学共催事業団所有の敷地を取得してのサッカースタジアムの建設については一切触れていない内容になている。そのパブリックコメントにもスタジアムについての意見はなかった。それなのに、そのパブリックコメントを反映した「案」には、なぜかサッカースタジアムの整備を検討する、と盛り込んでいる。意見がないのに勝手に盛り込んだら、パブリックコメントの意味がなく、逆にあたかも意見を聞いたかのように悪用していることになるのではないか。すでに区と私学事業団との間で、スタジアム建設についての協定を結んでいるから、こうした矛盾がでてくるのだから、協定を撤回するところからやりなおすべきだ。  
 スタジアムだけでなく、学校プールの全廃、庁舎移転など、区民の意見を聞こうとしない区政運営は変えていかなければいけない。