25日、26日の2回にわけて区のサッカースタジアム構想についての意見交換会を新小岩北地区センターで開催し13人が参加。あまりにも突然で「寝耳に水」「新聞で知ったがこんなやりかたがいいのか」など、参加者は一同に驚きと不満を漏らしていた。それもそのはずだ。すべて決まったかのようにマスコミを通じて流しているのだから。区と私学共済事業団の交渉経過を時系列に見た時、Jリーグが「23区内に専用スタジアム」構想と軌を一にしたものではないのかという状況も見えてくる。しかも、区は、森永乳業奥戸工場跡地について交渉している最中に、すでに私学共済事業団と細かな協議をしていることも分かったので、その説明をさせていただいた。参加者からは「現在でも運動場はよく利用されており、テニスコートはいつもいっぱいだ。今のまま、あるいは区民に利用できるようにした方がいいのではないか」「取得そのものに反対。スタジアムをつくっても運営コストがうまくいかないのではないか」「サッカーは応援したいが、住環境が不安」「マンションの管理組として区に説明会を求め、開催することになった」「総武線しかなく一気に人が集まるのはどうか」「通学路もあるので心配」などたくさんの意見が出された。今後も情報交換することや、何よりも地域から声をあげて区に説明会を開催させることが重要ではないのか、と意見交換をすることができた。
区役所移転問題でも、「区民の理解を深めていただくことを目的に、総合説明書(案)を作成した」と先日の委員会で報告があったので、ならば説明会を開催すべきではないか、と問うと、「予定はない」と拒んでいる。どうして説明を拒むのだろうか。自信があれば堂々と説明し、区民の意見を聞くべきではないだろうか。