区政運営より都知事選挙か?

 都内区市町村長が、小池都知事に対して都知事選出馬を要請したが、賛同しなかった首長がいることが報じられている。23区では世田谷区、杉並区、渋谷区、中野区などだ。小金井市長は「市政に注力したい」と賛同しなかった。葛飾区の青木区長は、賛同した1人だが果たしてどうなのか。小池知事は立候補を表明しておらず、もちろん都知事選に向けての政策も公表していない。にもかかわらず立候補を要請したり、応援を表明するのはどうかしている。来月5日から葛飾区議会第2回定例会が始まるが、青木区長が提出した補正予算案には、物価高騰対策が見受けられない。唯一あるのは国の制度であるプレミアム商品券だけだ。区民の暮らしを最優先に区政運営を進めるべき区長が、それよりも小池知事の応援優先とは何事だ。区長の資格が問われるものだ。賛同しなかった首長の姿勢には敬意を表したい。

都営住宅にて、配達中にパチリ。