自衛隊への名簿提供許すな


 中学生、高校生の子を持つ方から自衛官募集の案内が来たと相談があった。高校生には自衛官募集の案内、中学生には自衛隊高等工科学校の案内だった。自衛隊は、自衛官募集のための情報収集をしているが、高等工科学校は自衛官ではなく学校案内で法的根拠のない情報収集をしていることになる。現在、葛飾区は、住民基本台帳の閲覧の対応をしているが、自衛隊法にもとづいて自衛官募集のための閲覧となっている。これもあくまでも努力義務だが、中学生に自衛隊関係の学校を案内しているのは、法的根拠ののない情報収集で問題だ。
 区は、今後、閲覧ではなく情報の提供に突き進もうとしている。閲覧でさえ不当な情報収集をしているのに、提供となれば問題はさらに拡大する。
 安保3文書にもとづく戦争する国づくりと軌を一にする動きであって、戦地へ行くことを奨励するような名簿提供は絶対にゆるしてはならない。私は、5日の委員会で名簿提供に反対し、自治体によっては、希望しない人は除外申請できる仕組みをつくっているが、閲覧制度のもとでも除外申請ができる仕組みを構築すべきだと要求した。