映画「戦雲」、葛飾区でも危険な動き

 映画「戦雲」鑑賞。沖縄の島や村に自衛隊の基地を置くと言いながら、置いたら今度はミサイル配備、射撃訓練場などを次々に整備している問題。国民保護法に基づく住民避難行動計画について、有事の際、一体どこに逃げるのか、自衛隊は守ってくれるのか。台湾有事を想定して、島民、村民を盾にした動きとしか思えない。説明会で自衛隊は守ってくれるのかの質問に、行政に配置された自衛隊OBは、できることには限りがある旨の説明をした。一方、会場にいた自衛官は住民を守るのは自衛隊の役割だという。そもそもミサイル配備をすれば軍事基地となり、射程距離にある国にすれば脅威となり、軍事緊張が高まるだけだ。こうした沖縄の実態から、戦争に向かおうとしている日本の姿を追っている映画ではないかと思った。
 葛飾区でも国民保護法にもとづく避難行動のための担当課長に自衛官OBを配置するだけでなく、自衛隊自衛官募集の事務に関して、これまでの住民基本台帳の閲覧からデータでの情報提供に変更しようとしているが、この動きも岸田政権の大軍拡の動きと軌を一にするものと言わなければならい。「「