児童相談所の土地に関する裁判


 昨年10月開設した児童相談所の土地をめぐっての裁判で闘っている梅田信利さんの報告会が開催された。この裁判は児童相談所の是非を問うものではなく、その土地について、なぜ35年経ったら更地にして返還しなくてはならない土地に建設するのか、区内には都有地やその他の民有地があるのに、なぜその土地でなければいけなかったのか、合理的な説明もなく決まったということから、合理性がなく真剣な検討をしなかった、結果として税金の無駄使いになるのではないか、と言う裁判だ。その内容について梅田氏から詳しく報告がされ、改めて問題点をつかむことができた。
 梅田氏の報告でも偽証に当たるのではないかと言う主旨の報告があったが、私も、土地選定について平成29年当時に候補地を3か所に絞った時、旧小谷野小学校をはずしたのはなぜかの弁護士の質問に、小林副区長は、小谷野エンジョイクラブと子ども未来プラザを一緒にできないかの検討があったとの主旨の回答をしたが、これは違うのではないかと思って調べたところ、検討の第1回目の庁内会議は令和2年7月だったことがわかった。真実を隠そうとすると、やはりゆがみが出てくるのではないか。なぜ返還しなければならない土地だったのか、なぜ区有地にできる土地を真剣に探さなかったのか、なぜ都有地について東京都と協議しなかったのか、解明が必要だ。