社会福祉法人葛飾会の保育園運営費の6,200万円もの不正流用が発覚し、法人は一括返還をしたことが保健福祉委員会に報告された。飲食に使ったり、別の施設の物品を購入したり、勤務実態のない職員への給与支給など、悪質な流用だ。本来、保育の質の向上に使うべき税金が使われなかったことをもっと問題にすべきだ。
本日の総務委員会で、区として法人の責任を追及すべく告訴などしたのか、検討しているのかと問いただしたところ、「詳細は聞いていない」「調査をしていることは聞いている」旨の驚く答弁だった。経理の不正では、業務横領罪、詐欺罪、背任罪が刑法では問われる。返還したら犯罪は免罪されるのか、青木区政の姿勢が問われるものだ。
今後もその姿勢を問うことになる、と指摘をして質疑を終えたが、区民の税金6200万円を食い物にしていることが、そんな程度にしか認識していないとなれば、この青木区政に今後の区政運営をゆだねていいのかも問うていかなくてはいけない。