社会福祉法人「葛飾会」の補助金不正流用について、4月12日の区議会保健福祉委員会で「葛飾会」が運営する保育園での不正流用6200万円が発覚しその返還を求め、当該法人は一括返還をしたとの報告があった。しかし、本当に保育園だけなのかと言う問題意識をもち調査をすすめていたが、本日、入手できた資料によると10年間で4億1千万円の不正流用があったことがわかった。
区は、それを承知していながら、4月12日には6200万円だけで報告を済ませている。なぜ保育園の5年間だけの不正流用だけで済まそうとしてしまったのか。青木区長が代表を務める青木かつのり後援会は、この法人理事長から献金を受けているが、それの影響なのか、と疑惑を持たれても当然だ。
10年間で4億1千万円もの不正流用、一体何に使ったのか明らかにすべきではないか。本来使うべき保育サービス、介護サービスに使っていないとなれば、区民が損害を被っていることになる。
この問題は、社会福祉法人のあり方、行政の指導と支援のあり方が問われる問題であり、隠ぺいしたままでは解決できない。少なくとも青木区長は、この法人理事長からの献金を返金すべきではないのか。そのうえで、区も社会福祉法人も信頼を得るために全容を明らかにすべきではないかと思う。