区民に寄り添った柔軟な対応を

 新型コロナ対策として、区は、全庁的な応援体制を作り、現在、健康部(保健所)に23人、産業観光部に3人職員を配置し、さらに72人の応援可能な体制を作っている。とにかく区民の命と暮らしにかかわる部署に手厚く人的配置をすることは重要だ。
 区の緊急融資には、1日170件前後の相談があり、ある業者の方は予約はとれたが5月26日だと言っていたので、相談体制の強化は急がなくてはいけない。暮らしの相談では、家賃助成などの自立支援相談は、去年の4月1か月の相談件数を今月中旬までに、すでに3倍を超え、社会福祉協議会の特例貸付は、659件の相談が寄せられている。人と人との接触を避けたうえで相談を受けるのであれば、電話での相談体制を強め、申請に基づいて支援をしていかなくては区民に寄り添えないのではないか。
 目の前に危機が広がっているだけに、危機意識をもって油断せずに活動をしていきたい。それにしても30万だの10万だの、アベノマスクだの、一国の総理大臣としてのリーダーシップがなさすぎるのは情けない。