他人事だよな〜

 本日の予算審査分科会で教員の働き方について質疑をおこなった。
 在校時間60時間以上(時間外労働80時間に相当)の教員の割合を聞くと、小学校で36.5%、中学校で62.1%になっていることが分かった。そこで人数を聞くと「わからない」と答弁。区教委にとっては教員の働き方は他人事だったのだ。こんな姿勢で何回改善するという答弁を聞いても信じることはできない。ちなみに人数は、小学校で約400人、中学校で約350人、何と750人近い教員が過労死ラインで働いている。
 教員からの聞き取りでは、一番負担になっているのが区のチャレンジ検定、都・国の学力テストだという。教員でしかできない仕事が多ければ、教員を増やす以外に働き方を変えていくことはできない。来年度から小学校で英語が増えるが、10校ほどしか専科の教員は配置されないという。学力テストをいくら頑張っても、教員は増えないし、授業時数は増えるばかりだ。これでいいのだろうか。
 しかし、公明党議員は、教員の負担軽減より学力向上が優先だという。かみ合わないんだな〜。