葛飾区のマイナンバーカードの自主返納は、6月は15件だった。数的には少ないかもしれないが、5月は3件で、何と5倍にもなる。この間のトラブルの影響であることは間違いない。この15件を少ないととらえるか、それとも前月の5倍になっているととらえるか、まさに政治家の資質を問うものだと思う。河野大臣は、前者の立場で突き進もうとしているが、その犠牲になるのは国民だ。たまったもんじゃない。
利便性を目的にスタートしたマイナンバーカードだが、個人情報の保護もできないことが明らかになったからには、総点検にとどまらず、マイナカードの運用停止、少なくとも紙の健康保険証廃止は中止すべきだ。