マスクあっせん販売の怪

 薬剤師会のマスクあっせん販売について、7日の総務委員会で初めて報告がされたので傍聴をしたが、4月20日に薬剤師会から区に話があり、5月7日に区と薬剤師会の協定が締結されていたことが分かった。しかし、5月15日、6月11日に総務委員会が開催されたのに報告されていないことがまず問題。さらに協定書には、第1条の「目的」に区と薬剤師会が「廉価で迅速に販売することを目的とする」となっており、「あっせん」ではなく「共同販売」になっていることだ。にも関わらず、協定書には、利益がでたらどうするのか、損害が出たらどうするのか、についての取り決めはない。さてどうなるのか。(薬剤師会の)仕入れ原価1,582円―販売価格1,800円=218円、販売実績51,758箱×218円=1128万円余となる。販売残13,242箱は区が買い入れ入ることで協議をしているというが、いったいいくらで買い取るのか。だいたい全世帯分確保したといっていたのに、65,000箱というのも何だか? ある店舗では、販売期間終了後に中身は同じマスク(箱は違う)を税抜き1600円で、その後1500円で、そして現在は1380円で販売している。税抜き1380円で販売できるマスクをあえて「あっせん」と称して箱を作り替え税込み1800円で販売する理由は何だったのか。4月20日の話し合いの記録は不存在というから、これまた不思議だ。