軽い、軽い

 昨日から第2回定例会が始まった。今回の本会議質問のハイライトは、30年前に策定した葛飾区基本構想をなぜ変えるのかについてだ。基本構想とは、葛飾区の目指す方向を示したものであり、当時の区長は「憲法といえるもの」としている。
 現区長は、8年前に変えてはどうかの質問に対して「その内容は普遍的なものも多く、その目指すべき方向性については、そごは生じていない」と答弁し、今回も「重要な指針」と答えている。では、なぜ今変える必要があるのか。
 その理由は「令和という時代が始まる、このタイミング」というとても軽いものだった。何をどう変えるのか、その必要性は何か、それを明らかにせず、改元だからというなら軽すぎはしないか。