今年3月末で水元にある教育資料館が廃止になった。8月20日から白鳥の郷土と天文の博物館にその資料が展示してある。展示といってもすべてが展示してあるわけではなく、迫力にはかけるものだ。やはり現地のような臨場感はまったくない。東京で初めての空襲の爪痕である弾痕も展示していない。到底、常設展示とは思えないが、区は常設としている。
専門家からも、悲劇が起きた場所にあるのがふさわしい、空襲で犠牲になった少年のお兄さんも、できたら地元にこのしてほしいと語っている。耐震補強をして復活するのが、一番望ましい。それなのに廃止してしまった。
教育資料館に展示していた資料は、戦前から戦後までの教育の歴史、生活の営みなど、振り返ることができるものだった。昨年、戦後70年という節目の年、この教育資料館を廃止したことは罪深いのではないか。決算委員会では、復活を求めた。