自己責任でいいのか

 6日の決算審査では、奨学金貸付制度について質疑。高校進学のための奨学金で、毎年30数件の実績がある。返済は、平均一人当たり30数万円だ。
 「高校生の時から借金を背負わせることになるが、どう思うか」と聞くと、「就職した後の返済なので、問題ない」と答弁。唖然とする。大学進学を希望すれば、さらに借金はふくれる、あるいは、断念するだろう。
 高校生に借金背負わせても問題ない、という考えは、貧困は自己責任という考え方があるのだろう。義務教育の最後の段階で、次のステップに踏み出そうとするとき、借金を背負わせることを迫る区政は異常だ。せめて区の奨学金を返済不要に転換するよう求めた。


 今朝の朝日新聞。行政や与党が何といようとも、信念をもって論戦してきたことが評価されている。