東京都の特養ホーム施設整備のあり方検討委員会を傍聴してきた。議題は「特養ホームの多床室の整備にあたっての基準」というものだった。やはり個室だけでなく多床室も必要だという議論かと思ったら、まったく期待はずれだった。
結局、どうすれば個室化へと向かえるか、というものだった。多床室であってもカーテンなどで仕切ってリビングを改修し、ケアを充実することはできるという実践も報告されていながら、その報告が生かされた議論になっていない。
個室化することによって利用料を負担できなくなる例も紹介された。にもかかわらず「15万円位ではいれるならね〜」と笑いながら発言していた委員がいた。生活実態を知らなさ過ぎる。頭にくる委員会だ。