成田空港線運賃、運輸審議会が京成電鉄の申請のまま答申

 18日、運輸審議会は、成田空港線の上限運賃申請を京成電鉄の申請そのまま答申した。北総線の高運賃を認めるというものだ。

 しかし、公聴会では、利用乗客数を少なくするとともに、上野〜高砂間の運賃収入を除外、架空の赤字を作り出し、高運賃を合理化しようとしている問題などが明らかになっている。しかも北総鉄道には線路使用料を事実上払わないに等しいのは、北総と京成は一体であることを示している。答申は、あまりにも企業いいなりだ。

 今度は、国土交通大臣の良識を問う番だ。「国民生活第1」が本心であるならば、高運賃に苦しむ住民の声を聞き、再検討すべきだ。