九条美術展



 九条美術展が東京都美術館で10日まで開催中。「積み上げるものがまちがっている」の作品から、この間違いを正せば、先の統一地方選挙でも大争点になった学校給食費、子どもの医療費や国民健康保険料の無償化、給付型奨学金など国制度として実現できる。憲法の理想に現実を近づけていける。平和主義の日本を実現し、東アジアの平和にも貢献することができる、と確信する。

 この作者は、つい最近まで葛飾高砂在住で、今は千葉へ転居されたが、やはり知っている方の作品は身近に感じる。朝の駅頭にも「日本ヤバイ」などのプラスターを自分で作って参加していた方だ。元気そうで何より。

 5日は子どもの日。本八幡駅改札口で泳いでいるこいのぼり。結構大きい。税金の使い方を切り替えて、子育てを本気で応援する対策が必要だ。

神宮外苑のイチョウ並木


 神宮外苑イチョウ並木と球場周辺を歩いてみた。確かにイチョウだけでなくたくさんの樹木があり、この中の3千本近くを伐採して再開発するなどとんでもない。神宮球場イチョウ並木の近くで建て替え、ラグビー場も建て替えだが、屋根付き人工芝となり、スポーツよりイベント会場の性格が強くなる、また4面ある軟式野球場をなくすなど、スポーツのためにならないだけでなく、何よりも自然破壊だ。音楽家坂本龍一さん(故人)も元知事に手紙で訴えるなどの声が上がっている。東京の宝とも言える自然を破壊し、住民合意のない再開発計画は撤回すべきだ。
 葛飾区のサッカースタジアム構想も神宮外苑開発とは規模は違うが共通点がある。区民には一切意見を聞かず、説明もせず、議会には一回きりの報告だけで、テニスコート8面、野球場、サッカーができる陸上競技場の敷地を350億円で取得し、その後、更地にしてサッカーススタジアムを建設するという構想を区と私学事業団で一方的に協定を締結したことは問題だ。運動場周辺のまちづくりと一体に整備する方向で進めようとしており大規模開発の構図は同じ。神宮開発のような大企業の名が上がってくるのは時間の問題だ。自然と環境を守り、持続可能で都民、区民にとってのスポーツ振興の観点から、どちらの計画も見直すべきだ。

 野球場のところでパートナーが見つけた四つ葉のクローバー。

憲法記念日


 本日5月3日は憲法記念日。ロシアによるウクライナ侵略が続き、岸田政権が、その侵略戦争に乗じ、日本を戦争する国に変えようとする中で迎えている。しんぶん赤旗には、憲法前文と9条が掲載され「今こそ読もう」と呼びかけていた。有明防災公園での憲法集会に呼応し、憲法9条守る葛飾実行委員会は、区内全駅での一斉宣伝行動を呼びかけに応え私も高砂駅に、20人の参加だった。結構、会釈しながら通りすぎていく人も多く、岸田政権の大軍拡・大増税許すなの声をみんなであげていく運動につなげていきたいものだ。

 画家の稲井田勇二さん(西新小岩在住)の日本画展が1日~6日までタワーホール船堀で開催されている。最近、「画業51年(1972年~2022年)」と言う作品集をつくられ、その中の約50点が展示されている。写真は「遠くの戦争」シリーズの一つで、イラク戦争時の情報、戦争、私たちの関係をイメージした作品とのこと。このコーナーには、本日付けのしんぶん赤旗の「今こそ読もう日本国憲法」の記事がそのまま展示されていた。改めて読むとやはり背筋がピーンとなるほどの文章だと思う。

 今朝の配達中にパチリ。5日前は真っ赤だった色がもう変わってきている。あちこちできれいな花を見かける気持ちのいい季節になってきた。

区政報告会


 4月30日にさくらみち集い交流館にて区政報告会を開催。今年度予算の特徴、党区議団の実績、青木区政の区民不在の暴走などについて報告、その後、質疑応答で、久ぶりにお昼近くまでの報告会となった。「都営住宅の空きがいっぱいあるのになぜ募集しないのか」「柴又小と東柴又小の統廃合はどうなっているのか」「国保料が高い」「学校給食無償化について、申請する必要があると聞いたが、申請新あいと無償にならないのか」「公明党のポスターに四半世紀にわたって給食無償化を要求してきたとあるが、本当なのか」「公明党に直接聞いてはどうか」「もっと実績をアピールしたほうがいい」などたくさんの質問や要望が出された。今回は和泉なおみ都議も参加し、都政報告も聞けたので大変有意義な報告会になったのではないだろうか。
 それにしても、都の公式の歴史記録である「東京百年史」には、関東大震災後に多くの朝鮮人が逆されたことを史実と認め、震災による被害と区別される人災、東京の歴史の汚点だと明記してあることを聞いてビックリ。小池知事は、9月1日の朝鮮人犠牲者追悼式典に追悼文を拒否しているが、関東大震災から100年の今年の式典には、追悼文をだすことが必要ではないのか。党都議団が都議会でも強く求めている。

平和をどうやって守るのか


 和泉なおみ都議と墨田区のものづくりの取り組みについて、担当の課長さん、係長さんからお話しをうかがうことができた。第2回定例会に生かせるものは生かしていきたい。
 午後2時に約束の前に墨田区役所に到着したので、1階フロア―の情報サービスコーナーにある「平和のメッセージ」が目につき、みていると2枚のハガキに目がとまった。漫画家のちばてつやさんのハガキで、いずれも戦争と平和をテーマにしたものだ。これだけ短いメッセージでも平和について考えさせることができると思うと、すごい。こんな世界と日本を作っていきたい。
 16日から始まる全国の区市町村の議員選挙は、自治体とともに日本の将来についても問われている選挙となっている。前半戦の悔しさを今度はバネにして、後半戦は前進できるよう私も頑張っていきたい。