安心できるメッセージを

 1970年代以降、感染症が5年以内毎に繰り返し出現している。今回のコロナが終息してもまた新たな感染症がでてくる。だからこそ、備える必要があるし、これまでの反省も必要だ。人の移動によって感染が増えることは歴史が教えてくれている。政治の役割は、歴史と科学に学び、人々に安心感を与えるメッセージを発信することだが、GoToキャンペーンやイベント制限緩和の前倒しなど、安心どころか不安を増大するメッセージになっている。
 東京では、3日連続で200人超えの感染者。経済活動の主役は人間であり、人間を大切にするメッセージを発信しなければ、経済活動と感染抑止の両立はできない。