多くの区民は喜ばない

 総務委員会で公共施設の使用料の見直しについてが報告だれた。区は「より多くの区民に喜んで利用してもらえるように」というのだが、本当にそう思うのであれば、消費税増税になった場合でも現状維持か引き下げが当然だろう。
 そのことを繰り返し主張すると、区長は「単に安いだけでなく」というので、安い方がより多くの区民は喜ぶ、と問い直すことの繰り返しに。
 今回、使用料見直しについて4点の取り組みが報告されたが、すべて値上げの要素ばかりで、増税と合わせて区民にとってはダブルパンチで多くの区民が喜ぶはずがない。
 決算による翌年度繰越額は101億円あるので、現状維持か引き下げの要素があるのに、いっさい触れないというのは暮らしを守る自治体としてその姿勢が問われるものだ。