東京医大の不正入試は底沼の様相になってきた。最近のニュースでは、女性と3浪以上は減点し合格させないようにしていたことがわかってきた。「女性だから」「何年頑張ってもだめ」などとレッテルを貼るのは、次のレッテル貼りの準備でしかない。
「障害者なんていらない」と障害者を殺害した事件、自民党の国会議員による同性愛は「子どもを産まないから、生産性がない」「趣味のようなもの」という暴言、葛飾区議会でも自民党議員が「LGBTは、健全な結婚観、家族観を否定する」と攻撃したが、少数者や弱者を否定する考えに未来はないし、不正入試も根は一つのように思える。
差別や偏見をなくし、一人ひとりが大切にされる社会を作っていきたいものだ。原水爆禁止世界大会の国際宣言に「ジェンダー平等」が盛り込まれたのは決して偶然ではない。