9日、10日と保健福祉委員会で青森市、仙台市の複合施設の視察をした。いずれも就学前までの事業、小中高生の事業を実施しており、青森市では、高齢者のための施設(風呂や集会室)、仙台市では、図書館なども併設している。
市内には、児童館も別にあり、学校での放課後対策も行っている。仙台市では小学校区ごとに児童館を整備している。要するに複合施設を整備したから、他の小中高生の居場所を縮小することはしていない。むしろ複合施設の中で、小中高生(仙台は中高生)の居場所を重視している。
「中高生は多感で悩んでいる子供が多い」「自分でやりたいことを見つけることができない子供に見つけられるよう応援している」「ニーズはある」と中高生の居場所作りの重要性を語っていた。
葛飾区は、就学前に特化した複合施設を整備し、児童館廃止で小中高生の居場所をなくそうとしているが、今回の視察をどう受けとめるか、問われることになる。