昨日の富士山。
葛飾区では、月1回土曜日に「葛飾教育の日」と称して授業を実施している。当然、児童生徒、教員は休みがなくなるわけだが、保護者にも授業の見学を勧めている。昨日25日の文教委員会では、その見直しが報告された。なぜ見直すのかと言えば、運動会などの学校行事が土曜日にある場合、月2回登校しなくてはならず、「児童生徒、保護者にとって負担が大きい」こと、そして教員は休日出勤となるため振替休日が必要だが、その休みがなかなか取れず、「教員の身体的、精神的負担になっている」と、あえて文書にしての報告だった。なので私は、その負担を解消するにはやめることや学校の裁量にゆだねる見直しでなければ、真の見直しにならないと主張したが、区教委はあくまでも年間11回にこだわっている。今回の見直しは、今現在実施している、運動会などの体育的行事、音楽会などの文化的行事を「教育の日」としても良いとか2回だけは平日でも良いとかの見直しで、現在実施している行事や授業を「教育の日」にしたからと言って、効果が変わるわけではない。なぜ「教育の日」という言葉にこだわるのかがわからない。月1回土曜日を休ませないという「教育の日」は破たんしたことを認める見直し報告だったのだろう。