民主主義を考える

 映画「ヤジと民主主義」鑑賞。安倍首相(当時)の街頭演説にヤジを飛ばした住民に対する北海道警察の対応について、地裁は道警の違法性を糾弾したが、高裁は、1人は違法、1人は適法と言う矛盾した判決をくだした。いずれもヤジを飛ばした後、警察を住民を取り囲み拘束して現場から強引に引き離しているのに。映画に登場してくる大学教授などの識者は、警護の重要性とともに表現の自由をどう保障するかに言及していた。マスコミがカメラを向けている所で、堂々と住民を拘束し、強制的に現場から引き離すことを警察自身が何も感じずにやっていることは、自由と民主主義は突然に奪われることを示しているのではないかと思う。
 憲法第十二条には「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない」とあるように、国民の不断の努力で守ることを国民の義務として定めている意味をかみしめていかなくてはならない。

 地域の方が漬け込んだ白菜をいただいてきた。