野菜づくりには成長の喜びがある


 和泉なおみ都議と農家さんの聞き取りを行った。異常な暑さの中でどんな苦労があったのか、もっと早く聞くべきだったが、やっと聞き取りを行うことができた。どこでも「8月はやめるしかない」「早く始めるなどスケジュールを変えていくしかない」、芯くい虫、油虫などに苦労している、ということが共通に語られた。そんな苦労があっても「忙しいけど、直売所には朝とって包んで届けた方が鮮度はいい、おいしいものを届けたい」「先祖代々続いた土地だから続けていかなくては」と語る方が多かった。30代で後継者の方は「果樹を中心にやっていく、葛飾を盛り上げていきたい」と本当に頼もしい限りの声を聞いた。
 感動したのは「収入や利益はあがらない。それでも自分の子どもと同じように成長の喜びがある。やるからにはいいものを作っていきたい」との言葉だった。区民の台所においしい野菜が届いたり、野菜品評会で素晴らしい野菜が展示されるのは、こんな意気込みがあるからだとつくづく感心、感謝する訪問だった。