大手量販店では地域はつくれない


 区役所前にあるコジマ電気。その目の前に着々と工事がすすむヤマダ電機がある。狭い道路を隔ててどんな商戦をするのだろうか。ずいぶん以前、40年?位前になるかもしれないが、津田沼駅ペデストリアンデッキを挟んで2つの大手スーパーがあり、一方は「戦場にかける橋」と呼び、一方は「明日にかける橋」と呼んだということを、当時聞いたことがある。その後のことはわからないが、激しい商戦になったことは間違いなく、ここもそうなるのでは。
 大量生産、大量消費の象徴である大手家電量販店がこんな形で出てくるのは、都心部だけの問題ではなく、資本主義社会の宿命であって、もう制御不能状態だ。八百屋さん、魚屋さん、米屋さん、肉屋さん、酒屋さんがどんどん地域からなくなっていくのと同じで、まちの電気屋さんも影響をうける。地域社会や地域コミュニティーは大手量販店ではつくれない。