楢山節考


 昨日「楢山節考」を観劇。70歳になると楢山様に褒められると言って「連れて行け」と迫る年寄り。嫌がる年寄り。無理やり連れて行こうとする息子、年が明けてからでいいと延ばそうとする息子。70歳になる親を捨てに行く子との葛藤が見える。70歳になると家庭にいてはならぬというのは小説の世界だが、後期高齢者医療制度介護保険制度もまた、高齢者に対し生きづらさを押し付け、家族や現役世代に迷惑をかけているかのような分断をつくりだす制度になってはいないだろうか。芝居を観ながら、2つの制度が楢山様に見えてしまう。長生きするのがつらいではなく、良かったと言える社会をつくっていかなくては。