区議団として滋賀県野洲市、長野県松本市を視察。野洲市では、「ようこそ滞納いただきました条例」で全国から視察をうけている自治体で、滞納・借金は市民のSOSと位置付け、徴収優先ではなく市民の生活再建優先のためのの支援をおこなう債権管理条例、そして地域と消費者と事業者が3者で支えあう暮らし支えあい条例を学んできた。市役所の前のバス停は「おのりやす」というもので、市民に暖かく手を差しのべているようだった。
松本市では、子どもの権利条例の取り組み。子どもの意見を聞く、相談にのる、自己肯定感を育てるなど、当たり前のようだが、なかなかできていない。松本市は、条例を作ったことによって、その視点で施策を展開する、各課の連携、子どもの参画などができてきたという。相談にのるだけでなく救済する仕組みもあり相談室(こころの鈴)には弁護士、大学教授、元校長、室長、相談員3名の7名で毎日のように相談を受け、子どもの意向にそって解決にのりだすそうだ。市役所の前には平和の灯が灯されていた。
帰りは、松本駅からあずさ号に乗車する予定だったが、台風の影響で全線運休だったため、長野から新幹線であずさ号の切符で帰京することができた。