都市基盤整備特別委員会での立石駅高架(押上線連続立体交差)についての報告は、高架を進めるために強権的に土地収用法で立ち退きを求めるものだというものであったが、実は、立石駅前再開発を強引にすすめることを住民に宣言するものに他ならない。
約12年経過しても附属街路4号は1軒、附属街路5号は3軒の地権者との協議が進まないために収用法にもとづく申請をするというものだが、再開発エリアの駅前地区は、まだ22軒の地権者との協議が残っており、4号、5号のように9割以上買収が進んだところと同列に扱うわけにはいかない。
土地収用法をちらつかせ、立ち退きを迫る乱暴なやり方をすればするほど、地域コミュニティーを壊し、逆にまちづくりを困難にしてしまう。権力をちらつかせ「丁寧な説明」「和解」などはありえない。住民を馬鹿にするなといいたい。