映画「あの花が咲く丘で…」を観て

 総務省は封書84円→110円、ハガキ63円→85円のそれぞれ3割アップを諮問し、決まれば日本郵便は来年秋にも料金を改定するとしている。一方、防衛相は、日英伊3か国による次期戦闘機の共同開発をすすめるが、すでに英伊独西4か国が協同開発した戦闘機は、欧州・中東9か国で使用されており、英伊では、次期戦闘機についても第3か国への輸出の考えだ。そうなれば日本が他国への侵略、殺りくに関わることになる。米国からF35戦闘機を105機(1基40億円、総額2兆円を超える)購入、イージス・システム搭載艦の2隻分の建造費は7840億円だ。軍事対軍事では何の展望も見えてこないというのは、ロシアのウクライナ侵略であり、イスラエルのガザ攻撃ではっきりしている。税金を国民の暮らしに使わず、自国と他国の国民を苦しめる使い方は亡国の道ではないか。
 今日は、「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら」を鑑賞。女子高生が戦前にタイムスリップし、一体何のために戦争をするのかと問いかけていく映画で、同じ女子高生がたくさん観に来ていた。何の意味のない戦争に費やすお金があるのであれば、もっと使い道はある、ということを若い人たちと考えていける映画だ。