がん検診が後退

 予算審査の分科会を終えてやっと一山超えた感じだ。衛生の分科会で驚いたのは、がん検診が後退したことだ。胃がん検診で内視鏡検査を新たにメニューに加えたことは評価できるが、エックス線検査、乳がん検診の年齢の引き上げ、子宮がん検診は隔年にするなどの変更をしている。受診機会を減らして受診率の向上はありえない。
 「国の指針だから」と言っているが、「指針」には前立腺のがん検診はないので、今後メニューから消えるか値上げが推測できる。葛飾区が一番やらなければいけないのは受診費用の無償化、受診機会の拡大、受診勧奨だ。まったく逆行している。