「該当しませんでした」という通知

 葛飾区には特別養護老人ホームへ優先的に入所できる基準がある。本人や住宅の状況などに点数をつけて16点中13点以上が対象となる。しかし、13点以上でも待機者は600人を超えており、毎年150人位が待機中に亡くなっている。それでも待機者は減らない。
 一方、13点以下の人には入所基準に「該当しませんでした」「点数が変わったら再度申込書を提出してください」という通知を送っている。申し込んだのに「該当しない」という通知ほど残酷なものはない。
 待機中に亡くなる、基準を設けて排除する、本格的な高齢化社会を迎えるのに国政から区政までこのままでいいはずがない。衆院選参院選、都議選、区長・区議選と来年の11月までに全部行われる。絶好の機会だ。