選挙初日。事故もなく無事終了。演説では詳しく伝えることができない問題について書いていきたい。地域の小学校の統合問題だ。
突然出てきた統合計画
区教育委員会は、柴又小学校の改築計画をだしながら、一度も住民説明会を開かず、突然、柴又地域の一連の学校改築に変えて説明会を開催した。その内容は、2つの小学校を統合して、空いた小学校を近くにある桜道中学校の生徒が使い、中学校の改築をすすめるというもの。明らかに工期が短縮できる、コストが抑えられるというもので、教育環境は無視されている。
統合認めなければ中学校の改築はしないと脅し
しかも、2つの小学校の統合を認めなければ、桜道中学校を改築校に選定しないという脅し付きだ。これでは地域住民はなかなか反対意見をあげることはできないだろう。議会で「桜道中学校の改築には賛成だが、小学校の統合には反対だ、という意見はどうするのか」とさんざん質してきたが、丁寧に説明するという答弁を繰り返すだけだ。
説明会では「決まっていない」を繰り返し、意見を無視
説明会では「決まったのか」の問いに、「まだ決まっていない」の一点張りで、その後の25人前後の少人数の改築懇談会が決めた、地域が決めたという区教委のシナリオですすめてきたことも重大。
小学校の保護者からも「突然変わった」、地域からも「情報が全然入ってこない」、当初、保護者から「アンケートを実施してはどうか」という意見がでていたが、これも無視、主役である児童の意見も聞いていない。
統合すればデメリットのほうが多い
そもそも2つの小学校は、区教委の資料でも10年後も12学級で推移するとなっており、適正な学級規模の12~18学級の範囲内だ。統合すれば、当然1クラスの人数は35人いっぱいに詰め込むことになり、よりよい教育環境とは言えない。統合するより2つの学校を維持したほうが1校の教員の数は多い。児童一人当たりの校庭面積も狭くなってしまう。避難所が1か所減ってしまうということは地域にとっては重大問題だ。
学校改築は人生のうち1回あるかどうかの一大事業
学校改築は、地域にとっては100年に一回あるかどうかの一大事業だ。だからこそ、じっくり話し合う場が必要なのだ。こういう理由から私は、反対し再検討を求めている。
区民の意見をまともに聞こうとしない青木区政を続けていいのか、この区政にきっぱり対決し、もの言う議員が日本共産党の議員であり、三小田准一だ。ぜひ押し上げていただきたい。