
異常な暑さもあり学校の水泳授業が屋外ではできなくなってきており、葛飾区では学校外の屋内温水プールを使っての水泳授業に約半数の小学校が移行している。
学校外プールでは移動の負担が大きい
しかし、移動による児童、教員の負担も大きい。バスでの移動がほとんどで児童がプール施設に置き去りにされたことも。先日は対向車と衝突した事故、大事には至らなかったものの児童6名が病院に搬送された。バス配車の費用が当初の6倍、時間通り移動できず授業や休み時間に影響もでている。
民間プールは撤退するリスクがある
すでに区内2ヶ所の民間プールが撤退した。都内では民間プールでの死亡事故も起きている。学校外プールの活用はやはりリスクが高いことがわかる。
学校改築時に屋内温水プールを整備する
学校改築時に屋内温水プールをつくり、近隣校も活用すれば移動の負担を減らすことができる。江戸川区の整備方針はそうなっている。
学校外の単独施設ではコストがかかる
区は、3年前は民間プールで受け入れ可能と言っていたが、施設不足で急遽3か所のプールを作ると言い出した。そのコストは、3ヶ所で100億円超となっている。学校内に体育館などの合築であれば1ヶ所約9億円でできる。
学校施設は学校内に
9月の文教委員会でやっと私が主張してきた「5校に屋内温水プールをつくれば、残り半数の小学校も移行できる」という提案を「参考」という形で庶務報告してきた。あくまでも「参考」だが、ここまで議会論戦で追及してきた。
東柴又小学校のプールは他の学校プールとは位置づけが違う
東柴又小学校のプールは鎌倉公園プールを廃止する時、区が地域に一般開放するからと提案してきたものだ。それだけ存続を求める声が大きかった。他の学校プールと位置づけが違うことがわかる。ところが改築基本計画にはプールがない。公園プールは廃止する、学校プールも廃止する、こんなデタラメなやりかたはないだろう。改築するなら屋内温水プールをつくり近隣校が活用する、一般開放もする、教育としても、地域のスポーツ振興としても、モデル校にしてはどうか。