バルサアカデミー葛飾校をめぐって

 バルサアカデミー葛飾校(バルササッカースクール)をめぐって、副区長が辞職することになった。しかし辞職ですますわけにはいかない。バルサスクールを運営するためにはグラウンドの優先利用が必要だということで、それを承認する協定を一般財団法人キッズチャレンジ未来と締結したのだが、23日の文教委員会では、キッズチャレンジではなく、㈱アメージングスポーツラボジャパンと言う営利企業に委託していたことがわかった。
 キッズチャレンジは、秘密裡にアメージングに4900万円で事業譲渡していたが、4900万円以外に月額5万5千円が支払われていた。この5万5千円は何か。最初からキッズチャレンジが運営できずにアメージングに委託していたとなれば、なぜキッズチャレンジを立ち上げ、運営主体にするために区は積極的にかかわってきたのか。それを主導したのが退職する副区長だ。不可解なことがたくさんある。徹底解明のために行政は第三者委員会で、議会は百条委員会で議論を尽くすべきではないのか。